父母が降臨す
この三日間、親と大いに喋った。
話すことは放すこと。と言うけれど、しっかり理性をもって放さないとね。
喋っていて、自分の声が親の声と同じだと気がついた。
声だけではなく、トーンや言い回しとか、言う時の表情とかも、親がやっているように自分もしている。
よく、エッセイで「鏡の中に親がいる」という、自分が親に似てきたことがでてくるが、全くそのとおり。
自分が喋っているというより、父母が自分の中にいて喋っているみたいだ。
自分ってなんだろう?って思った。
「もう、親も年だな~」と喋り方やしぐさに対して思っていた。
その「喋り方やしぐさ」に自分がそっくりなのにビックリした。
若いと思っていたのにな~。
今でも40才の人を見ると「おじいさん、おばさん」だと思うし、50才、60才の人たちは「おじいさん、おばあさん」と思う自分がいる。なのに、自分は親と同じ「声としぐさ」なんだ。
不思議だし、面白いかも。