トージシャ Studies ホウレンソウ

ー私が自分の人生の主人公になるー 問題を自分に引き受けたとき、人は当事者になれる。自分のニーズを掘り起こし、発信できる「当事者」になるために日々奮闘しているマインビーストのメンバーの日報です

無自覚に付けた贅肉を落とすには

今まで色々と学んだり経験をして身につけてきたことは、欲にかられてしてきたことなので心はすっかり汚れている。とスマナサーラ長老は言う。
その執着を手放す方法は、実況中継。今を生きること。感情や思考は妄想だと理解すること。
常に変化している。自分も他人も環境も全て。無常である。
今までの努力は無駄だといわれているようで、空しくなるが、持ち続けている方が苦しくなる感じは分かるので手放したいと思う。だが、欲を捨てるのはとても難しい。
千日回峰行の結願をやり遂げた高僧に「悟りはありましたか?」と尋ねた話がある。
その老年の高僧はニヤリとして「断食・断水・不眠・不臥の行で、護摩祈願をしていると炎の向こう側の祭壇にお供えしているリンゴの香りがしてきたんだよ。それぐらい欲を滅するのは難しいのだ」と言ったそうだ。
そうだと思う。食欲とか生命維持の欲求はなくならないよ。