トージシャ Studies ホウレンソウ

ー私が自分の人生の主人公になるー 問題を自分に引き受けたとき、人は当事者になれる。自分のニーズを掘り起こし、発信できる「当事者」になるために日々奮闘しているマインビーストのメンバーの日報です

空気を発見したように、妄想を研究してみよう。

空気がどのようにして発見されたかという子供向けに書かれた科学史本を読んだ。
現象の解明に留まらず、人々の空間概念がいかに変容していったか、そして「ものの見方」がいかに変容していったかに力点が置かれていて興味深かった。
読後、そこから「事実を見る」という基準に使えると閃いた。
妄想を観察するときに、それを分解して「素」にするのだ。
どうやって分解するのか?。何が素なのか?。一つ一つやっていきながら模索するしかない。
正解はないのだから。そのプロセスが重要なのだから。それをやっていくと、物事がどのように見えてくるのか?。楽しみだ。
それと同時に本を読んで懐かしいと思った。子供の頃にこういう思想の元に書かれた本があったのだろう。そういう機運があった時代だったのではないだろうか。そう感じる。
子供時代にどんな知的環境だったかというのは生きてきた中で大きな影響を受けていると最近よく思う。勿論、受ける影響は人それぞれだろうが、その時代の空気感として沁みこんでいるものはあるだろう。