初恋の味、カルピス気分
お気に入りなのに、使うのを躊躇してしまう食器がある。
大きさの使い勝手がよくないのか、私の作る食べ物の色味と合わないのかーなど色々考えて、工夫もしてみたが、どうもしっくりとこない。
とってもお気に入りだから、捨てるのはとても忍びない。
ふと思い立って、人にあげることにした。実は押し付け(笑)。
でも、あげると決めたら、気持ちがすっとした。
これが「執着」なんだな、と見えた気がした。好きだという執着は苦しいんだなぁ。
恋しているときの苦しさみたいだと、初恋の味カルピス気分に浸った。
さよなら、私の執着。